| No.021 |
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ホールの備品計画について(その1)
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ホールの備品!と一言でいうと浮かんでくるのは、どんな備品でしょうか。
照明や音響備品、舞台に敷きこむ平台などの大道具備品、グランドピアノなどをはじめとする楽器備品、ロビーやホワイエのソファーなどなど・・・
ホールには、なんとたくさんの種類の備品があることか・・・
実はその備品、すべて選定しなければなりません。
この備品選定のお手伝いという仕事も私たちで請け負っています。
業務を一言でいうと、ホールの各諸室に必要な備品を選ぶ、それらが本当にその諸室に入るのかレイアウトする、金額面での調整、現場を見ての調整を行い、最終的に入れる備品を決定していくという流れです。
この備品選定を行ってみて最近思うこと。
『倉庫が足りない!』
収納スペースが少ないために、備品計画の段階で「入りきらない備品」がでてしまうという現実にぶちあたるのです。
また、そのために備品を削らなくてはならないということもあります。
特に平土間のホールだと、
「舞台迫りがあっても、仮設のステージを入れての利用も十分考えられる」
「可動椅子を収納した状態でスタッキングイスを並べての利用も考慮したい」
「パーティーの利用も考えられるから丸テーブルを入れたい」
等々、様々な利用の可能性がでてきます。しかしそれらをすべて満足させるためには、かなり大きな収納スペースが必要になってしまうという事になります。
よくホール見学に行くと、舞台の上手や下手、舞台裏の廊下など、本来は備品の収納場所ではないところに備品が置いてありますよね。
あれは、収納スペースが足りていないから「やむを得ず」なんですよね。きっと。
(もちろん、そこに設置しなくてはならない備品もあるかと思います。)
また、「とりあえず購入したものの、使用していない備品が倉庫を占領している」なんていう事もあるのではないでしょうか。
そういった備品の見直しも必要だと思っています。
それと、もう一つ。
『舞台を管理しているスタッフの部屋や楽屋が狭い。』
ということも意外と多く、想定している備品が入りきらないということも多々あります。
二つとも建築的な問題だと思いますので、設計が終了する前に少しでも解消できるようになればと思っています。
また、ホールとしてのにぎわいづくりという点で、ロビーやホワイエの備品もあなどれません。特にその空間に見合った備品を選定することで、その施設の顔であるロビーやホワイエが活きてくるからです。
今後は上記の問題などを解消しつつ、その施設のコンセプトや建築の内装などに見合ったもの、そのホールを管理しているスタッフや利用者が気持ちよく使用できる備品を選定していきたいと思っています。
(株式会社シアターワークショップ 黒澤淑子)
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No.022 |
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ホールの備品計画について(その2)
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さらに舞台大道具備品について少しお話しします。
大道具といっても、演劇などで見かける舞台装置ではなく、装置を補うためのものです。
以下に舞台大道具備品を項目別に分けてみました。
舞台大道具は、さまざまな演出(舞台設定)を創るための各種道具を総称したものであり、必要な箇所で必要に応じて使用する品目です。
項目別に以下に示します。
- 所作台、烏屋囲い、松羽目、竹羽目など歌舞伎、日本舞踊に使用するもの
- 平台、開き足、箱足、木台、パイプ足などヒナ段、台を作るもの
- 金屏風、銀屏風、鳥の子屏風などの屏風類
- 毛せん、長布団、地絣、上敷ゴザ、バレエ用シートなどの敷物類
- 木支木、金支木、人形立、カスガイなどのセットの建て込みに使用するもの
- 旗パネル、演台、司会者台、花台などの講演会、式典用に使用するもの
- 指揮者台、演奏者椅子、譜面台など演奏会に使用するもの
(このツールに関しては楽器備品とする場合もあり)
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簡単に分けてもこの程度の項目となり、多目的に使用するホールであれば多種多様な舞台大道具備品が必要となります。
利用頻度が低くても、そろえる必要があるものが多く、そういったものは意外と高価だったりします。
その他に、能を上演するための仮設能舞台なども舞台大道具備品に入ります。
ドライアイスマシーンやスモークマシーンも舞台大道具備品とする場合もあります。
これらを収納する倉庫は広く必要ですが、設計を進めるにあたっては縮小されてしまうケースも少なくありません。使う頻度が多いものは舞台の袖などに置いているケースもありますが・・・。
限られた倉庫スペースに、上手に備品計画を進めることを心がけて行きたいと考えます。
(株式会社シアターワークショップ 松木優)
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