| No.045 |
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北上市民会館39年の歴史に幕、さくらホールへ継承
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今年の5月31日、昭和39年に開館した北上市民会館が39年間の幕を閉じることになり、ファイナルコンサートが開催されました。
コンサートでは、この舞台で様々な活動をした方々が訪れ、岩手出身の歌手あんべ光俊が参加した市民とともに最後の舞台をしめくくりました。
また、この企画を成功させようと高校生の若者たちが集い、市民会館のファイナルから新しいさくらホールへの継承を願ってホワイエコンサートを行い、多数の観客がおそくまで懐かしんでいました。 |
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黒沢尻北高校の美術部のみなさんと作成した看板 タイトルは「カーテンコール」です。 |
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以下はさくらホールの概要と(財)北上市文化創造の継承への思いです。
「さくらホール」は大ホール・中ホール・小ホールの3つのホールとアートファクトリー≪ 芸術工場 ≫を備えています。
アートファクトリーは県内で「さくらホール」だけにしかなく、舞台のすべてをこの芸術工場で作ることができます。この工場には、アトリエ・スタジオ・和室・会議室・ミュージックルーム・アクティングルームなどさまざまな部屋があり、目的にあわせて選ぶことができます。
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さくらホールの シンボルマーク |
「さくらホール」は利用者の皆様が、気軽に直接文化活動に触れる機会を大切にしていきたいと考えております。
わたしたちは市民の皆様と一緒に、芸術の喜びを分かち合いたいと思います。
皆様に愛され親しみ深いホールを目指し、ただいま準備中です。
「さくらホール」はこの秋に開花宣言!どうぞご期待ください。
- 詳しくは、財団法人北上市文化創造まで
- (TEL 0197−64−2111 内線5352)
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オープニング事業についてはニュースの No.044をご覧下さい。
(株式会社シアターワークショップ 松木優)
(※ご意見ご感想はこちら)
No.046 |
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大賀ショック!?―個人寄付で建つホールを考える
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先日のソニー株式会社の株主総会で、大賀名誉会長の退職慰労金が承認されました。大賀氏の退職金全額軽井沢町へ寄付、「軽井沢に本格的な音楽ホールを」のニュースは、日頃ホール建設やアートに関心のないお茶の間でも話題となりました。この「大賀ショック」とも呼べそうなニュースについて、皆さんの周りではどのような話が沸きましたか?
「退職金16億だよ。すげー」「寄付なんて太っ腹だよねぇ」「男のロマンだね」、一般家庭のお茶の間話はそんなところでしょうか。ところがどっこいHALL IN ONEをご覧下さっている皆さんは、一般の方々と関心の寄せどころが違うはず。どんな話題になるか…。
カーネギーホール! に代表されるように個人の私財を元に作られたホールとして真っ先に浮かぶのはやはりアメリカ。カーネギーホールも当然財団による運営ですが、鉄鋼事業本体とはまったく別に個人の財で設立されたものです。では、日本では? 企業がスポンサーのホールはあります。大学などの教育機関が卒業生からの寄付金で記念ホールを建設する、これもまた常套手段。私営の小劇場は皆さん多く頭に浮かぶのではないかと思いますが、個人寄付を元にしたホール・劇場となると日本ではどうやらないようです。
個人の退職金として16億は巨額であると思うのが市民感覚です。世界中の芸術助成ファンドレイサーも歯噛みしていることでしょう。税金差し引き分がありますが、では、それを資源に軽井沢に音楽ホールを建てる、という視点に立ってみましょう。
- ●どこまで寄付金で賄うの?
- 軽井沢町では客席数600程度で用地の選定に入っているとのこと。舞台の面積と客席数のバランスというのはある程度のセオリーがあることを踏まえると、フルオーケストラでの演奏を前提にしない音楽ホールをイメージして話が進んでいる、とまず考えられます。ロビー、楽屋など、全部でどれくらいの土地を想定しているのか? では建設費は? そもそも寄付金を全て建設に充てるのでしょうか。当然町が試算をしているわけですが、大賀氏からの寄付の他に、さらに町で予算をつけているのか。他にも寄付を募るのか、興味深い点は多くあります。オープンした後は建物や設備の管理・維持費が発生し、日常の運営や自主事業などのソフト面の予算もホールある限りついてまわります。観光客の少ないオフシーズンにも耐えて行かねばなりません。
- ●どんなホール?
- どんな建物を建てるかは、そこでどんなことをしていくのか、と切っても切れない関係にあります。誰が使い、来場者の層をどう見込むのか。地元の人、観光客どちらにも魅力あるプログラムはどのようなものか。「本格的な音楽ホール」とは? それらを誰がどう考えていくのかが大きなポイントになります。実績のある財団やNPOに一度任されるのか、はたまた新たに設立するのか…。最近では、著名な音楽家が芸術監督や名誉館長としてホールの傾向や特色を打ち出していく方法も一般的になってきました。
年間に何万もの観光客が訪れる軽井沢にホールがないというのはちょっと意外な気がしますが、日本の老舗のリゾート地には案外そういう傾向があるようです。一方、比較的新興リゾート地である同県内の八ヶ岳高原には、250席程度ながら評価の高い音楽堂があり、蓼科でも音楽祭が定着しています。鹿児島県霧島高原の国際音楽祭は内外の音楽家を招くだけではなく、若手への講習会も開くなど、クラシック音楽の総合的な催し物に。いずれも鑑賞のためのツアーが組まれ、滞在型リゾートへと結びつくよう仕掛けられています。
軽井沢には、由緒あるものから近代的なものまでさまざまな宿泊施設があり、首都圏からのアクセスも知名度も申し分ないはず。そのようなこれまで培われてきたイメージや施設、つまりソフト、ハード双方を資源として活用できる強みがあるのではないでしょうか。
さて、大賀氏の夢がどのような形になるのか楽しみですね。
−インターネットで調べてみよう!−
- ずばり「軽井沢町」ってどんなとこ!
- ソニー(株)の株主総会は映像も見られるぞ!
- 米・ロスではディズニー一族の寄付金による音楽ホール完成!
- 長野県HPには軽井沢の地価まで載っている!
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(株式会社シアターサポート 北沢聡子)
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