| No.048 |
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吉祥寺シアター(仮称)支配人公募はじまる!
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本ニュース欄ではお馴染みとなりつつある吉祥寺シアターでは、公共施設初の試みである施設管理・事業運営など劇場経営全般の総括責任者として、支配人を公募することになりました。
■吉祥寺シアターの運営方針
先月のニュース(No.047)でもご紹介したように、吉祥寺シアターは武蔵野市の7番目の文化施設として、上演演目を現代演劇やダンス等の同時代の舞台芸術に特化することで他の施設との役割分担を図るとともに、吉祥寺に更なる魅力を生み出す施設となることを目指して建設されます。
吉祥寺シアターのホール空間は、最大200席程度の小劇場ですが、自由な舞台構成や演出が可能です。また、付属する諸室はコンパクトながらも様々な用途に利用できるよう工夫されています。
*シアターの外観・内観図、施設の位置については、先月のニュースをご覧ください。
シアターは運営するにあたって立てられた4つの運営方針を基にした運営を目指しています。
■高い専門性とマネジメント能力をもった人材募集中!
支配人には地域と積極的にかかわり、良質な舞台芸術作品の提供や運営面での工夫などを通して、シアターを吉祥寺のまちと共に広く周知させてもらいたいと考えています。そこで、舞台芸術に特化した劇場の経営者として高い専門性とマネジメント能力をもった人材を求めています。
公募期間は、9/1〜10/7。採用された方は、平成16年1月からシアターの開設準備業務を、開設後は支配人として勤務していただく予定です。
吉祥寺シアターの運営方針に賛同し、舞台芸術や劇場経営、まちづくりや地域振興に関心と熱意をお持ちの方のご応募を心よりお待ちしております。
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支配人候補者公募案内
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- 【採用内容】
- 演劇専門員(吉祥寺シアター(仮称)支配人)1名(特別職、管理職相当)
- 雇用期間は1年単位とし、双方の合意により一年ごとに更新
- 平成16年1月1日付け採用
- 【受験資格】
- 昭和26年4月2日から昭和36年4月1日までに生まれ、平成16年1月1日から勤務可能な方で、次のいずれかの条件を満たし、かつ、舞台芸術や劇場経営を通じたまちづくりに関心と熱意を持つ方
- 演劇・ダンス等の劇場での実務経験(*1)が5年以上あり、又は舞台芸術関連連の企画・制作・管理等の実務経験(*2)が10年以上あること
- (*1)劇場施設の運営管理等の実務経験をいう。
- (*2)劇団等の団体経営(補助金等の資金調達を含む。)
- ・業務管理、演劇・ダンス等の企画・制作等の実務経
- 験をいう。
- 民間の芸術文化活動を支援している企業・団体において、芸術文化関連部署での管理職の経験があること
- 広告業、放送・出版等の情報通信業又は映画館・遊園地・テーマパーク等の娯楽業を営む企業において、経営管理、企画立案の実務経験を有し、管理職の経験が5年以上あること
- 【試験内容】
- 第1次 小論文試験 平成15年10月26日(日) 午前9時
- 武蔵野スイングホール南棟11階 レインボーサロン
- 【報酬等】
- 500,000円(時間外勤務手当無し。ただし、管理職手当相当額を含む。)
- この他、通勤手当、期末報償金(14年度実績4.15ヶ月)支給。
- 【受付期間】
- 平成15年9月1日(月)から10月7日(火)まで
- 郵送(配達記録)による申し込み(必着)
- *第二次試験、その他詳細については試験案内をご欄ください。
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※申込・問合せ先:(財)武蔵野文化事業団
弊社は劇場コンサルタントとして吉祥寺シアターをサポートしております。
(株式会社シアターワークショップ 黒澤淑子)
(※ご意見ご感想はこちら)
No.049 |
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ワークショップにいらっしゃい!
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近頃、「ワークショップ」という言葉をよく耳にします。辞書をひくと<作業場、仕事場、研究集会、講習会>という言葉になるそうですが、なんだか解りにくいですよね。
劇場・ホール・美術館・博物館等の文化施設では、夏休みはワークショップ企画を行うところが多いのですが、「ワークショップ」って実際何をやるのでしょうか?今回は潜入レポートをお届けします。
私が参加したのは都内某ホールの「中高生の演劇ワークショップ」。8月のある日、3日間コース。参加者は中学校1年生から高校3年生まで。男子3名、女子12名。(やっぱり女子が多い・・)
1日目集合30分前。受講生が続々やってきました。みんな初対面なのに、既に女子は打ち解けてキャッキャと騒いでる・・。男子は少人数のせいか静か〜に待機。
<カリキュラム>
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1日目(午前)
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*準備体操(腕回し、脚回し、前屈など)
*室内を歩き回る(早く、遅く、全員で合せて止まる)
*ネーム・チェーン(自己紹介)
*ジャンケンゲーム
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(午後)
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*はじめの一歩
*身体表現 1人、2人、3人、4人
* 同 「職員室」
* 同 「2人+1人の状況」
* 同 (5words)同じ状況を5つの単語だけで表現
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トレーナーのお兄さん&スタッフ登場で、さあワークショップの始まりです。
まずは準備体操。(おいおい中高生、結構、体固いぞ!) そして、会場である稽古場を自由に歩き回ります。最初は自由に、次は人とすれ違うたびにグータッチ、次は挨拶しながら。(だんだん体が起きてきたぞ)
次に早歩きから徐々にスピードを落としストップします。それも周りを見ながら皆が同時にストップするように。難しい動きだけど、それでもだんだん揃ってきました。
ここで「ネーム・チェーン」。円陣を組み一人ずつ自分の呼び名を言います。「りょう」「しほ」「あお」等、自由に付けて3日間呼び合います。それを円陣のスタートの人から一人ずつ順番に呼んでいきます。1人目「りょう」2人目「りょう、しほ」というように、最後は全員の名前を呼びます。(これでみんなの名前を憶えるのだけど、うまく憶えられたかな?)
続いて、「じゃんけん」誰か相手を捕まえてじゃんけんして6回勝ったら輪から抜けていきます。次は負けバージョン、あいこバージョン、足じゃんけんバージョン。これで午前の部終了。
午後は「はじめの一歩」から。鬼は10数えるのでなく自由に振り向きます。動いていて急に止まり、表情ができる・・これが表現に繋がるのです。
次は「身体で表現する」。トレーナー「1人で表現してください。数字の10!」右腕を半分曲げ左腕は伸ばして「10」、両手を広げて「十」。色々な10が出来上がります。皆判断も表現もいろいろです。
続いて「2人で表現する→リップクリーム」、「3人で‥→電話」、「4人で‥→シャツ」。皆で力と知恵を合わせると何とか形になってきた。そして、それぞれの作品を他のメンバーが感想を述べます。自分の言葉で感想を述べることも大事な表現の一つ。
次は5〜6人編成で「職員室」、人物、机、置物、ドア、高価な盆栽・・皆で表現して、職員室の風景を作ります。
次は3人編成で「2人+1人の状況をつくる」。2人でいるところに1人加わった緊張の瞬間を表現します。友達同士の会話、カップル+彼女の妹、生徒2人+先生、夫の葬式に現れた愛人と本妻(これは大人チーム)等など色々な場面が出てきました。
続いて今の芝居を5つの単語「5 words」で表現。これまで自由に言葉を発していた状況を、5つの単語のみで表します。結構難しいけれど、それでも全員5つの単語だけで前と同じ場面を作りました。彼らは言葉の制約がある分、動作や表情で表現することを憶えたようです。
これで1日目は終了、参加者一人ずつ感想を話して帰りました。
2日目、欠席者もなく皆元気に参加。今日から新しい参加者が男子1名、女子1名。開始前からすでに溶け込んで皆で賑やかにゲームしてます。
今日は劇場でワークショップ。(昨日と違う、ほの暗い劇場空間でちょっぴり緊張&嬉しそう)
<カリキュラム>
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2日目(午前)
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*質問コーナー(1人ずつ皆に質問をする)
*ゲーム(早並び、おにごっこ、震源地)
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(午後)
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*発声練習
*台本〜表現へ
- 本読み
- 方向をつけて読む
- 方向と距離をつけて読む
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午前中は一人ひとりのパーソナリティーを探る「質問コーナー」。円陣を組み、一人が質問し全員が一人ずつ答えます。「最近見た芝居&映画は」「初恋はいつ?」「好きなキャラクターは?」。(一人一人個性的で大人だな〜)
体ならしでゲームを3つほど、「早並び」「おにごっこ」「震源地」。跳んだり、走ったりで瞬発力や判断力を養いました。
午後の部は「発声練習」から。トレーナーから腹式呼吸の仕組みを聞き、肺やお腹のふくらみを感じながら声を出していきます。そして頭から声を出す感じ、声が響くように発声することを体感します。
続いては、いよいよ日本の作家の戯曲の一部を題材に表現します。
3人グループに分かれ、野田秀樹、鴻上尚史、永井愛の中から1つ台本を選びます。
最初は「本読み」。国語の授業のようにただ読みます。
次に演技者のセリフに「方向」をつけて読みます。言葉を伝える先を向いてセリフを読みます。(少し台本が形になってきたかな)
そして次は、劇場空間のどこでも好きな場所を使って、台本に「方向と距離」をつけて読みます。舞台上、客席、通路など色々な場所を使って、演じる空間も広かったり狭かったり。セリフは棒読みだけど間ができていたり。ちょっとした演出もでてきました。演じるグループによって観客の位置も変ります。皆だんだん芝居っぽくなってきて、あるグループは蜷川風、あるグループは野田風という感じがでてきました。
というところで2日目のカリキュラムは終了。皆、疲れもあるだろうけど元気にワークショップをこなしていました。
3日目はこの2日間の過程をもとに「皆で作品の題材を探して場面を創り発表する」メニューが行われました。
受講者は演劇部所属の学生が多かったようですが、体育系や他のクラブ所属の学生もいました。そして友達同士での参加はなく、それぞれ個人で申し込んできていました。(勇気ある!)
学生達の1つ1つのカリキュラムの吸収と咀嚼、自身の表現力はのびのびと素晴らしく、2日間の成長は目をみはるものがありました。まさに成長期の彼ら、今回のワークショップが一夏の思い出となるとともに、これからの生活の何かに生きてくるのではと思います。
- 後記:
- 読んでお気づきでしょうが「演劇ワークショップ」といっても参加するのに特別な技能は必要ありません。体があればいいだけ。誰でも参加できて体を動かしながら表現することを体験できるカリキュラムです。(もちろんプロ対象のワークショップもありますが。)
近年、公共ホール等では市民参加の文化芸術系ワークショップ企画を行っている施設がたくさんあります。新しい出会い、新しい自分を発見する機会かもしれません。ぜひ一度参加してはいかがでしょうか・・・。
(株式会社シアターサポート 沖原美幸)
(※ご意見ご感想はこちら)
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