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No.077

杉並公会堂 利用説明会開催&受付コーナー開設!

劇場・ホールではわが国初となるPFI(Private Finance Initiative、詳しくはvol.30を参照ください)方式を導入した杉並公会堂は、平成18年の開館を目指して建設・運営検討を進めています。
このたび利用受付開始に先立ち、利用説明会が1月15日(土)に開催されることになりました。
また、1月25日から受付コーナーも設置され、お問い合わせ・申込みの対応が可能になります。

新しい杉並公会堂には以下のような施設がつくられます。

■大ホール
シューボックス形式のクラシックコンサートに適した音場空間。会議などにも利用可能。
客席数:1,189席(車椅子席4席含む)

■小ホール
平土間形式の多目的なホール。
平土間時の広さ:215m2、客席数:(可動)194席(車椅子席4席含む)

■グランサロン
大ホールの舞台とほぼ同じ大きさを持ち、ミニコンサートやパーティーなどの開催が可能な設備を備えたスペース。

■スタジオ
合唱、演劇、軽音楽など様々なジャンルの練習に対応した5つのスペース。

■ハーモニープラザ
エントランスを入ってすぐにある、来館者の憩いの場。カフェや情報コーナーがあります。

生まれ変わる杉並公会堂にどうぞご期待下さい。まずは説明会へどうぞ!

公会堂全景 大ホール内観


◇杉並公会堂 利用説明会 開催概要
日  時 2005(平成17)年1月15日(土)14時30分〜
場  所 JR荻窪駅 北口駅前 荻窪タウンセブン8階会議室(東京都杉並区上荻1-9-1)
内  容 施設紹介、利用に関する案内
主  催 PFI杉並公会堂株式会社
問合わせ 杉並公会堂開設準備室(京王設備サービス内)
03(5456)8725
※受付は14時から行います。
※事前の参加申込みは必要ありませんので、当日会場にお越し下さい。

◇杉並公会堂 受付コーナー 概要
開設日 2005(平成17)年1月25日(火)
受付日 毎週火・木・土曜日
受付時間 火・木・・・9時〜19時、土・・・9時〜17時
受付場所 杉並公会堂 受付コーナー
JR荻窪駅南口 荻窪駅前ビル3階(荻窪駅前事務所内)
〒167-0051 杉並区荻窪5-28-3
電  話 03-3220-0401(1月25日より)
※お電話のみのお問い合わせは月・水・金(9時〜18時)も承っております。  (日曜日、祝日はお休みをいただきます。)

※シアターワークショップは杉並公会堂の設計から運営までのコンサルティングを承っております。

(株式会社シアターワークショップ 山下貴子)


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No.078


オーケストラ迫りの使用状況
 オーケストラピット(オケピット)はオペラ・バレエ・ミュージカルの公演の際にオーケストラが演奏する客席と舞台の間のスペースです。専用劇場では固定のオーケストラボックスを設置する事例もありますが、多目的に使用する日本の施設の場合、電動のオーケストラピット迫り(オケ迫り)と客席を乗せたワゴンを設置し、通常は客席レベルで客席の拡張部として使用しておき、必要に応じてオケピットとして使用、また舞台レベルに設置して前舞台として使用する方式が一般的となっています。
 電動の迫り機構を設けず、前方の客席と床パネルを取外すとオケピットを造ることができる構成(組立式)としている施設もありますが、いわゆる多目的な使用を目指したホールでは電動のオケ迫りを設けている施設の比率が圧倒的に高いといえます。

■オーケストラ迫りの使用頻度は?

 多目的な施設において実際にオケ迫りは本来の目的であるオケピットとしてどの程度使用されているのでしょうか。
 いくつかの施設の使用状況を確認したところ、(調査数が少ないため、この結果だけで判断することはできませんが)前舞台として使用することは多くても、ピットとして演奏者が入る演目はかなり少ないことがわかります。
オーケストラ迫り使用状況

 オケピットが使用される演目は一般的には生演奏を伴うオペラ・バレエ・ミュージカルですが、特に地方の施設の場合、オペラやバレエといった大型の演目であってもオーケストラを伴う公演を招致するには費用がかかるため、生の演奏を入れずに録音で対応することも多いようです。ミュージカルの場合は、演奏者の数がそれほど多くないことが多く、オケピットを使用せずに舞台袖などで演奏することもあります。
 オケピットを使用するということは観客席がそれだけ減るということにもつながりますので、利用頻度が高い施設は、
  • 積極的に自主制作を行っている
  • 観客収容人数が多く、大規模の演目を招致することができる
と言えそうです。
 実際にはオケ迫りを前舞台迫りとして舞台面で使用しているケースの方が多く、前舞台は以下のような目的で使用されているようです。
  • 大オーケストラ編成、コーラス付演目の場合などは音響反射板の中だけでは演奏者が入りきれないため、前舞台も演奏面として使用する
  • 観客に近い場所に演奏位置を設置したい
  • テレビ中継用のカメラ走行スペースとして使用
  • 電気音響を使用するポップス系コンサートの際のスピーカー置き場
  • 演出上前舞台を使用して演劇等を行う
他の目的としては、奈落・倉庫への搬入迫りとしての使用が目立っています。

■オーケストラ迫りは必要か?

 客席規模が大きい施設(1500席以上)の場合は、貸館が主であったとしてもオペラやバレエの公演に使用される頻度も高く、オケ迫りの使用もある程度想定されます。積極的に自主事業を行い、制作も行うという施設の場合はより有効に利用されると考えられます。
 貸館を主とし客席数もそれほど多くない場合、オケピットとしての必要性は下がりますが、前舞台として利用することは結構あると思われます。

方式 メリット デメリット
電 動
  • 容易に設置可能
  • 演目の巾が広がる
  • オケピット、前舞台として容易に利用できる
  • 初期のイニシアルコストがかかる
  • メンテナンス費用がかかる
組立式
  • オケピット、前舞台が設置可能
  • 演目の巾が広がる
  • イニシアルコストがあまりかからない
  • メンテナンス費用がかからない
  • 設置に手間・時間・費用がかかる
無 し
  • イニシアルコスト、メンテナンス費用がかからない
  • オケピットを使用したい場合は対応できない
  • 前舞台は別途組み立てることで対応可能

電動のオケ迫りを設置するかどうかという検討の場合には、まずは運営方針・使い勝手・想定する演目等について十分に検討を行い、最終的に決断する必要があります。

(株式会社シアターワークショップ 今川敦子)

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