宮崎県の都城市総合文化ホールについては、すでにニュースコーナーでご紹介していますが、平成18年10月の開館に向けて着々と準備を進めています。今回は最新ニュースを3本立てでお届けします。

ホール運営を統括する館長に作編曲家の服部克久氏が決定しました。
都城市総合文化ホールは、基本構想段階から市民や専門家による協議を重ね、「創造とコミュニケーションの場として、すべての人に開かれた多機能複合文化施設」を目標像に掲げ、平成18年10月の開館に向けてハード・ソフトの両面から個性的で綿密な計画で進めています。そのホールの初代館長として、クラシックからポップスまで幅広いジャンルの音楽活動をされ、さらに、コンサートプロデュース、東京ポップスオーケストラの音楽監督及び教育関係団体の要職等を務められている服部氏が就任します。
今後、ホールのオープニング等の事業には、服部氏のカラーが反映された魅力的なラインナップが期待されるところです。

昨年10月に公募したホールの愛称が決まりました。
東京地区在住の方はダウンタウンの深夜番組でも取り上げられたのでご存知ではないでしょうか。その影響か(?)全国から約2700点の作品の中から厳正な審査の結果、愛称は『MJ(エムジェイ)』に決定しました。名付け親は都城市在住の高橋理佳さん(13歳)です。MJとは、「MIYAKONOJO」(都城)を略したMJ、Music「音楽」やMind「こころづくり」のM、 Joy「喜び」やJoin「参加する」のJです。
このホール愛称『MJ(エムジェイ)』は呼びやすくてかっこいいと思いませんか?愛称とともに皆さまに親しまれ愛されるホールに育ってほしいものです。

都城市は、これまでホールの計画策定には市民と専門家との協働により進めてきました。その一環として、市民によるサポートスタッフを募りホールを支援していただく事業を始めました。1月より募集を開始し市民約30名が集まりました。2月から接客研修を開始し、現在そのトレーニングを行っています。
参加者は20代から60代と幅広く、男性は2名参加しています(貴重!)。皆、研修ではサポートスタッフにかける意欲ある熱いエネルギーを十二分に発揮しています。彼らは来年のオープンには恐らくホールの一員として立派に役割を果たしてくれることでしょう。ご期待ください。
(株式会社シアターワークショップ 沖原美幸)
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瀬戸内海に浮かぶ大崎下島に豊町(広島県)というまちがあります。温州みかんのブランドである大長(おおちょう)みかんのふる里として知られ、御手洗(みたらい)の地は江戸時代に参勤交代の諸大名が立ち寄る潮待ち港として栄えました。山の斜面にはみかん畑、海沿いには江戸情緒が漂う街が残る豊町に、2月、新しいホール施設が開館しました。
安芸灘交流館は大長の港の近くに位置します。施設は堀ばたホールと呼ばれる255席の小ホールと、約1万冊収蔵可能な図書室、その他、調理室、多目的室、和室等の諸室で構成されています。建物の内部は木材を多用しており、とても親しみやすい空間です。設計は、龍環境計画の内田文雄氏によるものです。
堀ばたホールの第一の特徴は魅力的なホール空間にあります。木軸で取り囲む空間は、繊細な中にも開放的な雰囲気があり居心地のよさを感じさせます。ホール両側の壁面にバルコニーを擁し、垂直に木の柱が並ぶ様子は、どこか江戸時代の芝居小屋やイギリスのスワン座(レンガ壁と木軸で構成された空間)のイメージが連想されます。
舞台関係の設備では、町民の様々な利用に応えるため移動観覧席を用いて客席段床が平土間に変換できます。また照明や音響に関しても、舞台を利用した演出と、平土間を利用した演出の双方に対応できるよう配慮されています。
2月8日〜9日の舞台開きに始まり、豊町産業文化祭、プロやアマチュアのアーティストによる音楽演奏等が上演されました。それらのオープニング公演は大変好評だったと聞いております。これからも町民に親しまれるホールとして、また、町外からも様々なアーティストが訪れるホールとしての発展を期待したいです。
※弊社は劇場コンサルタントとして堀ばたホールをお手伝いしました。
(株式会社シアターワークショップ 小林徹也)
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