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No.144

二つの品川 いまむかし

1998年にオープン以来、品川インターシティホールも今年の12月で10年目を迎える。
この間、大変多くのお客様に御利用いただき、有難いと思うと同時に自分がこのような大きな節目に携われることは素直に嬉しいものだ。
『十年一昔』というけれど、実際に十年でここ品川地区はどこまで変わったのか。

10年前の品川駅周辺はというと・・・・・港南口は再開発の真っ只中で、いち早くオープンした楕円形のインターシティビル群はランドマークのようにそびえ立っていた。
目の前にはたくさんの重機が右往左往していて、遺跡の発掘作業を見ているようで、ワクワクしたものだ。
ホールにお越しいただいたお客様にも、「3年後にはここは公園になるんですよ。」
「新幹線が停まるようになるので。」などといいながら、
『本当にそんなになるのか・・・?!』心の中では半信半疑だったのだ。
しかし、現実には公園もできたし、インターシティの前はグランドコモンズという大きなビル群になった。
新幹線も停車するようになったし、駅ビルまでオープンしてしまったのだ。
2年前からはエキナカショッピングも楽しめるようになった。会社に行くために利用する駅から生活する駅へと変わっていったのだ。
スゴイ!なんてことだ!!
出来るまではまだかあ〜と思っていたが、完成してみるとそのスピードに驚かされる!

しかし、一方ではゆっくりと時を刻んでいる品川もある。江戸時代には東海道第一の宿場町、品川宿として栄えた北品川だ。
江戸時代から400年続く町並みは品川から新馬場あたりまでとかなり長い商店街である。
まちとしてはさらに古く鎌倉時代から漁業と物流の拠点として発展してきた伝統ある町だという。
昔ながらのお団子屋さんや定食屋さん、神社やコンビニ、ウィークリーマンションなど上手に混ざり合い、活気に溢れている。もちろん、下町人情もたっぷり。

進化しつづける品川と和みの品川。どちらも私たちにはなくてはならない品川なのだ。


(株式会社シアターサポート 小林 君江)

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